電線の凄まじさはベトナムに行っていくつか驚いたうちのひとつです。
手を伸ばせば、触れてしまいそうな場所が沢山ありました。
そんな電線に辟易しながら歩いて歩いて、決めていた場所での夕食。
数あるメニューの中で、食べたいけど、どうしても分からない品がひとつ。
必死に探していると、隣に座っていた二人組が、助け舟を出してくれました。
香港在住のドイツ人で、とてもフレンドリー。
友人が食べたいものを英語で説明すると、
一緒にメニューをみて探してくれました。
その翌日訪れたマングローブの森では、
インドネシア在住の日本人家族と出会いました。
猿やワニがいるマングローブを探索後、海辺のレストランで一緒にランチ。
ベトナムのような暑い所では、昼から飲むビールが最高なのですが、
その時も、ビールを飲みながら(ご馳走していただきました)、
アジアの話しやインドネシアの話し、仕事の話し等を聞きました。
印象的だったのは、日本は四季があるからいいと、
しみじみ語っていた事。
四季は記憶を紡ぐものなんだと、
ずっと暑い国にいるからこそ、感じたそうです。
この旅で色々な出会いがあって、
人の優しさに沢山触れる事が出来ました。
旅の最終日、ベトナム語しか通じない喫茶店に入ってしまい、
困ってた時に助けてくれた英語の話せるベトナム人。
「ベトナムに来てくれてありがとう」
彼は最後に、そう言ってくれたようです。
また行きたい、と思う国となりました。〈A〉